2015年11月17日
大本営発表どころか、「GDPはマイナスだが、経済は成長している」のだそうで、もはやキチガイです。もう統計なんて止めちまえ。マイナスでも成長とかホザく知恵遅れが首相では何の意味もない。金の卵を産むニワトリをヤキトリにして食い続けていたら、金の卵が産まれなくなる。そんなの、判りきった事じゃないか。貧乏人にカネを渡さなきゃ、カネが世の中にまわらない。大事にしまっておけばカネが増えるというのは、ユダ金のふりまく妄想です。
昨日、複数のベンチャー企業の社長のプレゼンテーションをみてきました。ビジネスモデルが未熟なほど、儲からない会社ほど、話が大きいのです。「日本を幸せにしたい」「社会を明るくしたい」などを聞いているとどんどん不快になっていきました。日本人がどう思うかは知りませんが、中国人の私にしてみれば共産党幹部の講和や中央テレビの放送を聞いているように感じて馬鹿にされた気分になります。
国を愛しているのであれば、心の中で思えばいいのです。彼女、彼氏と両親に向かって「好きです」「愛しています」と滅多に言わない連中が、知らない不確定多数に向かって愛を訴えて何の意味があるのでしょうか。それよりも実社会に何の問題があって、どのくらいの人がそれに困っていて、どのようにその問題を解決して、どれほどのビジネスを作れるかを、消費者の視点から実例を使いながら説明してほしかったです。
それに可能性を感じたら私は投資もするし、アドバイスもするし、パートナーや顧客も紹介したいと思います。しかし、天下国家の大きい言葉を並べているうちにプレゼン時間がなくなり、言う方も聞く方も損するだけです。
個人も企業家も同じ心理だと思います。自分に自信がない時に国家や天下の服装をまといたくなります。そろそろ年末年始のご挨拶も増える時期ですが、国家天下などのデッカイ話は他人に反論され難いが、人の心にまったく響かないことに留意していただきたいと思います。