2016年6月13日
お笑い界の重鎮・ビートたけしは、「誰が『笑点』を見てるのか、よくわかんない。これだけアドリブなしのカンペだらけの番組なんて、聞いたことがない。大喜利には作家が10人くらいついていて、いろんな答えを作って、どれを誰に答えさせるかまで裏方が考えるってやり方。(立川)談志さんなんか、それが嫌で辞めたんだから」と、以前から『笑点』に批判的だった。
■一流という勘違い
今東証一部の企業に勤めているけど、社内の50歳以上の人達と話していて驚くのは、日本や日本企業を未だに一流だと勘違いしていることだ。若い世代の平均給与が驚くほど低いことも知らなければ、「サムスンが好調なのは一時期だけ、そのうち日本企業が復活する」とか真面目な顔で言われて返答に困ったりする。
あの人たちは何であんなに現状認識力が低いんだろう。その下の世代になってくると、流石にもう日本や日本企業が一流なんていう意識はなくて、没落国は没落国らしく生きていこうという意識があると思うんだけど、企業の上層部にいる人達が未だに勘違いしまくっているせいで、さらに国や企業の劣化が進んでいるような気がする。
でもあと10年〜15年はあの世代が居座るわけで、その間に東京オリンピックやらリニアやら将来的に全く必要のないことを推し進めてどんどん日本を苦しめていくのだろう。どうにかならないもんだろうか。